2019/07/30
「第51回国際化学オリンピック」がフランス(パリ)で開催され、7月30日に文科省がその結果を発表した。文科省のホームページによれば、今回は世界80か国・地域から309人が参加し、日本は金メダル2人、銀メダル2人で参加4人全員がメダルを獲得した。金メダルを獲得したのは、栄光学園高校(神奈川県)の2年生と東大寺学園高(奈良県)3年の2人。銀メダルは、横浜市立南高(神奈川県)3年と灘高(兵庫県)3年の2人。
国際化学オリンピックは、1968年に東欧3か国(ハンガリー、旧チェコスロバキア、ポーランド)が始めた高校生の学力試験から発展した、年に1度開催される「化学」の国際大会。世界から集まった参加者によって、化学の実力を競うと同時に親交を深めることを目的としている。参加資格があるのは、高校生または高校と同等の学校(ただし高校相当の学年)に在学する20歳未満の生徒。日本は2003年から参加を開始し、毎年4人の選手を派遣。今年は17回目の参加となった。